えー。横浜の研究室のS田君に最近更新さぼり気味なんじゃない?と言われ、何を書こうかと悩んでいたところです。

これを見ている日本の人が、私の生活をどのように感じているかはわかりませんが、そんな楽しい夢のような日々が続いているわけではありません(笑)基本的には朝から夕方まで大学でお勉強(研究)しております。そうすると書けるネタ(書いて良いネタ&書いて楽しんで読んでもらえるネタ)があまりないというのが正直なところです悲しいまあ完全に言い訳ですが(笑)

ただまあ、見返してみるとあまり大学の事(得に自分がやっていることや、自分の研究のこと)を話していない(紹介していない)ように感じます。


週末で時間もあることですし、今私がどんなことを考え、どんなことにチャレンジしているか。それを話せる範囲でご紹介したいと思います。

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私がやっているテーマは、それを一言で言えば「ひび割れが自分で治癒するコンクリート」の開発、発展です。なんか響きは良い感じですが、なかなか簡単なことではありません(笑)まあ、だから研究するのですが。

かなり悩んだ時期もありましたが、今はだいぶ軌道に乗って、毎日やることだらけで充実した日々をおくっています。そして先日、未発表なので、詳しいことはお伝えできませんが、私の研究発表(3者連名)が偶然にも私の誕生日7月1日シカゴで行われることが決定しました!お近くの方(?)はぜひ笑い汗タイトルは

Self Healing of Cement Paste by Calcium Aluminate Based Agents


日本語訳(直訳)すれば

カルシウムアルミネート系治癒剤によるセメントの自己治癒



ただ発表は私ではなく代表者が行きます笑い汗まあ一番最下層の人間なので文句は言えません(笑)オランダで留守番しています悲しいでも日本の研究室にもいいお土産話(遊んで『ばっかり』じゃないよ!って)ができそうで、ひとまず良かったです音符

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上のような今の自分のメインとなる研究テーマを掘り下げる傍ら、ここにきて強く感じるようになったことは、自分の強みを作ることの大切さ、もっといえばいろいろなアプローチを持てるようになりたいと思っています。

もちろん基礎研究(物事の深層を探るような研究)も大切ですが、私は今工学を学んでいるわけですから、いろいろな面から評価できないとまずい。実験結果が「甲」だといえば世の中は「甲」に向かうかといえば、そうではないのが工学の難しさであり、面白さだと思います。

今お世話になっているこの研究室はコンクリート材料(彼らはマテリアルサイエンスという)において、モデル化をがんばって行っている研究室です。あまり詳しく話すと長くなるので画像で説明します。

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これはHymostrucというセメントと水の水和モデル(セメントと水を混ぜてどう変化、反応していくか)です。セメントなんてすごくありふれたもので、研究する価値あるの?なんて思う人も多いかもしれませんが、実はどれだけ水と反応した(水和率)を求めるのって実際には簡単ではありません。というかよく分かりません。ましてや実際世の中にあるセメント(コンクリート)ならなおさらです。

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こんなものもあります。Lattice modelと言っていますが、要は、コンクリートの塊がどう壊れるか(実験室レベルのサイズ)をモデル化したものです。彼らは3次元でモデル化を頑張っています。

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こういう土地柄かもしれませんが、プログラミングの重要性を嫌というほど思い知らされます。私もせっかくこういう環境にいるので、何か一つのアプローチ能力をつけたいなと思っていました。

いろいろ話を聞いたり、検討していて、最近はまっているのがこのソフトです。

matlabdesktop_lg.jpg


電気電子系統の学科の人なら知っているのではないでしょうか。Matlabという数値解析ツール(兼プログラミング言語)です。ヨーロッパの大学では結構授業(もちろん土木でも)で活用されていて、使いこなせる人も結構います。今まで解析的なアプローチを得意としていなかった(というかあまりやっていない)ので、このソフトが使える今のうち(このソフト普通に買うとめっちゃ高いんです悲しい)、少し遊んでみようかなと思っています。

知り合いの先生にいただいた、入門書を片手にあれこれいじっていますが、なかなか面白いです。残り数か月でちょっと集中的にやってみたい物の一つです。
なんか、日に日に豚インフルエンザの感染者が日本で増加しているようですね。得に大阪を中心として。オランダは実は1人の感染者がいるのですが、周りの様子はいたって普通です。オランダ人はどうもマスクをする習慣がなく、マスクをしていると、白い目で見られるらしい。

日本以上にオランダでは自国の情報を得にくいので、注意しないとね。海外で新型インフルエンザなんかにかかったら、それこそ悲劇です。